混合仮定法

混合仮定法
目次

導入

混合仮定法は、if 節と主節の時間がずれる仮定法です。

If I had studied English harder, I would be able to speak it now. は、過去にもっと勉強していれば、今話せるのに、という意味です。

過去の条件が現在の結果につながるため、if 節は had p.p.、主節は would 原形になります。

この記事のポイント(読了5分)
  • 過去条件から現在結果へ
  • now が強い合図になる
  • 現在条件から過去結果へ
  • 時間を示す語句を必ず探す

基本

混合仮定法の中心は、過去の事実に反する条件と、現在の事実に反する結果を組み合わせることです。

時間が混ざるので、形も If S had p.p., S would 原形 になります。

時間関係 意味
If S had p.p., S would 原形 過去条件 → 現在結果 過去に〜していれば、今〜なのに
If S 過去形, S would have p.p. 現在条件 → 過去結果 今〜なら、過去に〜しただろうに

過去条件から現在結果へ

最もよく出る混合仮定法は、過去の条件が現在の結果につながる形です。

if 節は過去の反実仮想なので had p.p.、主節は現在の反実仮想なので would 原形になります。

If I had studied harder, I would be a doctor now.
もっと一生懸命勉強していたら、今ごろ医者なのに。
If he had taken the medicine, he would be better now.
薬を飲んでいたら、今はもっとよくなっているのに。

now が強い合図になる

混合仮定法では now, today, at present など、現在結果を示す語句がよく出ます。

if 節だけでなく、主節側に現在を示す語句がないかを確認します。

If I had saved more money, I could buy a new computer now.
もっとお金を貯めていたら、今新しいコンピュータを買えるのに。
If she had not missed the train, she would be here now.
電車に乗り遅れていなければ、彼女は今ここにいるのに。

判別のコツ

現在条件から過去結果へ

頻度は下がりますが、現在の性質や状態が過去の結果に影響する形もあります。

If he were more careful, he would not have made such a mistake. は、彼が普段もっと注意深い人なら、そんな間違いはしなかっただろう、という意味です。

If he were more careful, he would not have made such a mistake.
もし彼がもっと注意深い人なら、そんな間違いはしなかっただろう。
If I were good at math, I would have solved the problem.
もし数学が得意なら、その問題を解けただろうに。

時間を示す語句を必ず探す

混合仮定法では、if 節と主節の時が違います。yesterday と now、last year と today のような語句が同時に出ることがあります。

時を表す語句を見落とすと、would have p.p. と would 原形を取り違えます。

訳し方で時間差を出す

混合仮定法の和訳では、「過去に〜していれば、今〜なのに」と時間差をはっきり出します。

ただ「〜なら」と訳すだけでは、過去条件と現在結果の関係が見えにくくなります。

よくある間違い

間違い 1

誤りIf I had studied harder, I would have be a doctor now.
正しくはIf I had studied harder, I would be a doctor now.
理由結果は現在なので would 原形です。

間違い 2

誤りIf she did not miss the train, she would be here now.
正しくはIf she had not missed the train, she would be here now.
理由電車に乗り遅れたのは過去なので had not missed です。

間違い 3

誤りIf he were careful, he would not make the mistake yesterday.
正しくはIf he were careful, he would not have made the mistake yesterday.
理由過去の結果なので would have p.p. です。

まとめ

混合仮定法は、過去条件と現在結果のように、時間が混ざる仮定法です。

if 節と主節の時間を別々に確認し、would have p.p. と would 原形を正確に選びましょう。


この章の進行

次は、仮定法の中でも I wish / If only を整理します。


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この記事を書いた人

大学受験英語の専任講師。指導歴9年・のべ1,500人以上を指導。TOEIC990点(満点)・英検1級・登録日本語教員。英文法・英文解釈・英作文を「順番につなげて」学べるよう、問題演習を中心にわかりやすい解説を発信しています。

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