【英文法 第13章】数量を表す形容詞|many・much・few・little・each・every を整理する

目次

導入

数量を表す形容詞は、名詞の数や量を限定する語です。

many books, much water, a few students, a little time, each student, every day のように、後ろの名詞が可算か不可算か、単数か複数かで使い分けます。

この記事では、many / much、few / little、a few / a little、each / every、all / both / enough などを整理します。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — 形容詞・副詞をどう見るか
  2. 基本用法(数量形容詞の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・英作文で見る場所
  5. よくある間違い — 修飾先や語順に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

数量形容詞の中心は、後ろの名詞の種類に合わせることです。

many は可算複数名詞、much は不可算名詞に使います。few / a few は可算複数、little / a little は不可算名詞に使います。

同じ「少し」でも、a few は「少しある」、few は「ほとんどない」という否定的な意味です。a little と little も同じ関係です。

表現 使う名詞 意味
many 可算複数 多くの many questions
much 不可算 多くの much information
a few 可算複数 少しある a few friends
few 可算複数 ほとんどない few chances
a little 不可算 少しある a little time
little 不可算 ほとんどない little money
each / every 単数可算 それぞれ・すべての each student / every day

基本用法(数量形容詞の概要)

many と much

many は可算名詞の複数形に、much は不可算名詞に使います。

many books, many people は可算複数です。much water, much time, much advice は不可算名詞です。a lot of は可算複数にも不可算にも使えます。

There are many students in the room.
students は可算複数。
We do not have much time.
time は不可算名詞。
She has a lot of books and a lot of knowledge.
a lot of は両方に使えます。

few / a few と little / a little

few / a few は可算複数名詞、little / a little は不可算名詞に使います。

a few は「少しはある」、few は「ほとんどない」です。a little は「少しはある」、little は「ほとんどない」です。a があるかどうかで肯定的・否定的な差が出ます。

I have a few questions.
質問が少しあります。
Few students understood the rule.
理解した生徒はほとんどいませんでした。
We have a little time left.
時間が少し残っています。
There is little hope.
希望はほとんどありません。

each と every

each と every は、どちらも単数可算名詞を伴います。

each は1つ1つに注目し、every は全体をまとめて見る感じがあります。Each student has a desk. / Every student has a desk. のように、動詞は単数扱いです。

Each room has a window.
1部屋1部屋に注目。
Every student was excited.
学生全体を見て全員。

応用例と判別のコツ

all / both / either / neither

all は3つ以上の全体、both は2つの両方、either は2つのうちどちらか一方、neither は2つのうちどちらも〜ないを表します。

both は複数扱い、either / neither は単数扱いになりやすいです。Both answers are correct. / Neither answer is correct. のように使います。

All the students passed the test.
学生全員。
Both plans are possible.
2つの計画の両方。
Either answer is acceptable.
どちらの答えでもよい。

enough の位置

enough は、名詞の前では「十分な」、形容詞・副詞の後ろでは「十分に」を表します。

enough time は「十分な時間」、old enough は「十分に年を取っている」です。語順が変わるので注意します。

We have enough money.
名詞 money の前。
He is old enough to drive.
形容詞 old の後ろ。
She spoke slowly enough for us to understand.
副詞 slowly の後ろ。

no と not any

no + 名詞は「1つも〜ない」「まったく〜ない」を表します。

I have no money. は I do not have any money. に近い意味です。no は名詞を直接限定する形容詞として働きます。

There were no seats available.
空席が1つもなかった。
I have no idea.
まったく分からない。

大学受験で問われる重要ポイント

  • many は可算複数名詞に使う
  • much は不可算名詞に使う
  • a few は少しある、few はほとんどない
  • a little は少しある、little はほとんどない
  • each / every の後ろは単数可算名詞
  • both は2つの両方で複数扱い
  • either / neither は2つのうち一方・どちらもない
  • enough は名詞の前、形容詞・副詞の後ろに置く

よくある間違い

間違い 1

誤りI have many homework.
正しくはI have much homework. / I have a lot of homework.
理由homework は不可算名詞なので many は使いません。

間違い 2

誤りEach students has a textbook.
正しくはEach student has a textbook.
理由each の後ろは単数名詞です。

間違い 3

誤りHe is enough old to drive.
正しくはHe is old enough to drive.
理由enough は形容詞 old の後ろに置きます。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、形容詞なら名詞との関係、副詞なら修飾先と位置を自分で一度確認してみてください。

Q1. many と much の違いは?
many は可算複数、much は不可算名詞に使います。
Q2. a few と few の意味差は?
a few は少しある、few はほとんどないです。
Q3. each の後ろの名詞は単数?複数?
単数です。
Q4. old enough と enough old のどちら?
old enough です。
迷ったら:形容詞は名詞・補語との関係、副詞は動詞・形容詞・副詞・文全体のどれを修飾しているかを最初に確認します。

まとめ

数量形容詞は、後ろの名詞が可算か不可算か、単数か複数かに合わせて選びます。

many / much、few / little、each / every、enough の位置は、英作文と空所補充で特に重要です。


この章の進行

次は、形容詞・副詞の中でも 副詞の基本用法 を整理します。


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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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