導入
分詞構文は、基本の doing だけでなく、否定・完了形・受動態も作れます。
not knowing, having finished, being written, having been told のような形が出ると、一気に難しく見えます。
この記事では、分詞構文の発展形を、否定、時のずれ、受動関係の3つに分けて整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 分詞をどう見るか
- 基本用法(分詞構文の発展形の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や -ing / -ed の形に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
分詞構文の発展形は、基本の doing に追加情報を足した形です。
否定なら not を分詞の前に置きます。主節より前の出来事なら having done を使います。受動なら being done または done を使います。
つまり、形が複雑に見えても、見るべきポイントは「否定か」「主節より前か」「受動か」の3つです。
| 形 | 意味 | 例 | 見るポイント |
|---|---|---|---|
| not doing | 〜しないので / 〜せずに | Not knowing the answer, I was silent. | 否定は分詞の前 |
| having done | 〜した後で / 〜していたので | Having finished the work, I went out. | 主節より前 |
| being done | 〜されているので | Being repaired, the bridge is closed. | 進行中の受動 |
| done | 〜されて / 〜されているので | Written in English, the letter was hard. | being が省略されることがある |
| having been done | 〜されてしまっていたので | Having been warned, he was careful. | 完了 + 受動 |
基本用法(分詞構文の発展形の概要)
否定は not doing
分詞構文を否定するときは、分詞の前に not を置きます。
Because I did not know the answer は、Not knowing the answer になります。did not knowing とはしません。
主節より前なら having done
分詞構文の出来事が主節より前に起こっていることを明確にしたい場合、having done を使います。
After I had finished my homework, I watched TV. は Having finished my homework, I watched TV. と表せます。
受動なら being done / done
分詞構文の意味上の主語が動作を受ける側なら、受動の形を使います。
Because the book was written in easy English は、Being written in easy English または Written in easy English になります。being は省略されることが多いです。
応用例と判別のコツ
完了受動は having been done
主節より前に、しかも受動の出来事が起こっていたことを表すなら having been done を使います。
Because he had been warned before は Having been warned before になります。warn されたのは he で、その警告は主節より前です。
接続詞を残して意味を明確にする
発展形では意味が曖昧になりやすいため、when, while, if, though などを残すことがあります。
If used properly, this medicine is safe. の if は条件を明確にしています。Though warned many times, he made the same mistake. の though は譲歩を明確にします。
having done を使いすぎない
2つの動作の前後関係が明らかな場合、単純な doing で表すこともあります。
Opening the door, I saw a cat. は、ドアを開けてから猫を見た流れですが、having opened としなくても自然です。having done は、主節より前であることを強調したいときに使います。
大学受験で問われる重要ポイント
- 分詞構文の否定は not doing
- 主節より前の出来事は having done
- 受動は being done または done
- being は省略されて過去分詞だけになることが多い
- 完了 + 受動は having been done
- 接続詞を残すと意味が明確になる
- having done は前後関係を強調するときに使う
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、分詞の形、名詞との関係、主語との関係、能動・受動の向きを自分で一度確認してみてください。
Q1. 分詞構文の否定はどこに not を置く?
Q2. having done は何を表す?
Q3. Written in English の先頭には何が省略されていると考えられる?
Q4. having been done は何を表す?
まとめ
分詞構文の発展形は、否定、完了、受動を形で示します。not doing、having done、being done、having been done を基本形として押さえます。
形が長くなっても、見るポイントは「否定か」「主節より前か」「受動か」です。主節の主語との関係も必ず確認しましょう。
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