導入
受動態では by + 行為者を置くと習いますが、実際の英文では by 句がない受動態が非常に多く出てきます。
My bike was stolen. のように、誰がしたかが分からない場合、by someone をわざわざ書きません。
この記事では、by 句を置く場合、置かない場合、by 以外の前置詞を使う場合を整理します。
- by 句を置く場合
- by 句を省略する場合
- 一般の人々は by people としない
- by 以外の前置詞を使う受動表現
基本
by 句の役割は、動作をした人・ものを示すことです。
ただし、行為者が明らか、一般的、不明、重要でない場合は省略されるのが普通です。
| 状況 | by 句 | 例 |
|---|---|---|
| 行為者が重要 | 置く | The novel was written by Soseki. |
| 行為者が不明 | 省略 | My wallet was stolen. |
| 行為者が一般の人々 | 省略 | English is spoken in many countries. |
| 行為者より結果が重要 | 省略 | The road was closed. |
| 原因・感情 | by 以外も使う | be surprised at / be known to |
by 句を置く場合
by 句を置くのは、誰がしたかを言うことに意味がある場合です。作品の作者、発明者、発見者などは by 句で示されやすいです。
This picture was painted by Picasso. では、ピカソが描いたこと自体が重要なので by Picasso を置きます。
by 句を省略する場合
行為者が分からない、または言う必要がない場合は by 句を省略します。
My bag was stolen. では、誰が盗んだかが分からないため、by someone を付ける必要はありません。
判別のコツ
一般の人々は by people としない
言語・習慣・規則などで、行為者が一般の人々だと分かる場合、by people は普通省略します。
French is spoken in Canada. は「カナダでフランス語が話されている」という事実が重要で、誰が話すかは中心ではありません。
by 以外の前置詞を使う受動表現
受動態の形でも、前置詞が by にならない表現があります。感情・状態・材料・原因を表す場合は at, with, in, to, for などを使います。
be surprised at, be interested in, be covered with, be known to, be made of などはまとまりで覚えます。
by と with の違い
by は行為者、with は道具・材料・付帯しているものを表すことが多いです。
The window was broken by the boy. は行為者が少年。
The window was broken with a stone. は道具が石です。
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
まとめ
受動態では by 句を機械的に付けるのではなく、行為者を示す必要があるかを判断します。
by 以外の前置詞を取る受動表現も多いため、意味とセットで整理しましょう。
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次は、受動態の中でも 受動態の時制 を整理します。
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