導入
同格は、前の名詞を後ろの語句や節が言い換えたり、内容を説明したりする構文です。
Ken, my best friend, helped me. の my best friend は Ken の同格です。the fact that he passed の that he passed は fact の内容です。
この記事では、名詞の言い換え、同格の that 節、関係代名詞 that との違い、コンマつき同格を整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 特殊構文をどう普通の形に戻すか
- 基本用法(同格の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 語順・省略・否定範囲に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
同格の中心は、A = B の関係です。
Ken, my best friend, なら Ken = my best friend です。the news that he won the prize なら、that he won the prize が news の内容を説明しています。
同格は、文の主語・動詞の骨格とは別に、名詞を詳しく説明する働きをします。読解では、同格部分を一度かっこに入れて処理すると読みやすくなります。
| 形 | 例 | 働き | 注意 |
|---|---|---|---|
| 名詞, 名詞, | Ken, my friend, … | 言い換え | A = B |
| 名詞 + that 節 | the fact that he came | 名詞の内容 | that は接続詞 |
| 名詞 + of + 名詞 | the city of Kyoto | 同格的説明 | Kyoto という都市 |
| 名詞 + to do | the ability to solve problems | 内容・目的 | 名詞を補う |
| 関係詞節 | the book that I bought | 名詞を修飾 | that は関係代名詞 |
基本用法(同格の概要)
名詞の言い換え
名詞の後ろに別の名詞句を置き、前の名詞を言い換えることがあります。
Mr. Sato, our English teacher, is very kind. では our English teacher が Mr. Sato を説明しています。
同格の that 節
fact, news, idea, belief, hope, possibility, evidence などの名詞の後ろに that 節が来て、その名詞の内容を説明することがあります。
the fact that he was honest は「彼が正直だったという事実」です。that 節は fact の内容です。
同格の of
the city of Kyoto, the month of May のように、of が同格的に働くことがあります。
the city of Kyoto は「京都という都市」で、Kyoto が city の内容を具体化しています。
応用例と判別のコツ
同格の that と関係代名詞 that
同格の that は、後ろの節が前の名詞の内容を説明します。
関係代名詞 that は、後ろの節の中で主語・目的語などの役割を持ち、前の名詞を修飾します。the news that he told me では that は told の目的語で関係代名詞です。
同格の that は省略しにくい
目的語の that 節では that が省略されることがありますが、同格の that は省略しにくいです。
the fact he came より the fact that he came が明確です。特に学習段階では that を残して構造を示すのが安全です。
同格部分を外して骨格を見る
同格部分は名詞の補足説明なので、一度外すと文の骨格が見えます。
The fact that he failed the exam surprised us. では、主語は The fact that he failed the exam 全体ですが、中心は The fact です。
大学受験で問われる重要ポイント
- 同格は A = B の関係
- コンマで囲まれた名詞句が前の名詞を言い換えることがある
- fact / news / idea / belief などは that 節を同格に取りやすい
- 同格の that は名詞の内容を説明する
- 関係代名詞 that は後ろの節の中で役割を持つ
- the news that he won と the news that he told me を区別する
- the city of Kyoto の of は同格的に働く
- 同格部分を外して文の骨格を見る
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、普通の語順に戻す、挿入を外す、省略を補う、という手順を自分で一度試してみてください。
Q1. 同格の中心関係は?
Q2. the fact that S V の that は何をする?
Q3. 関係代名詞 that と同格 that の違いは?
Q4. the city of Kyoto の of はどういう働き?
まとめ
同格構文は、前の名詞を後ろの語句や節が言い換えたり、内容を説明したりする構文です。
同格の that と関係代名詞 that を、後ろの節の中で that が役割を持つかどうかで区別しましょう。
この章の進行
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次は、特殊構文の中でも 否定の特殊構文 を整理します。