導入
形容詞は、名詞の性質・状態・種類を説明する語です。
a large house のように名詞の前で説明する用法と、The house is large. のように補語として説明する用法があります。
この記事では、限定用法、叙述用法、SVOC の補語、形容詞が作るまとまりを整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 形容詞・副詞をどう見るか
- 基本用法(形容詞の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・英作文で見る場所
- よくある間違い — 修飾先や語順に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
形容詞の中心は、名詞を説明することです。
名詞の前に置かれて直接説明する場合を限定用法、be 動詞などの後ろで主語を説明する場合を叙述用法と呼びます。
どちらも名詞を説明している点は同じです。位置が違うだけで、形容詞が文の中でどの名詞と結びついているかを確認します。
| 用法 | 位置 | 例 | 働き |
|---|---|---|---|
| 限定用法 | 名詞の前 | a difficult problem | problem を直接説明する |
| 叙述用法 | be 動詞などの後ろ | The problem is difficult. | 主語の状態を説明する |
| 目的格補語 | 目的語の後ろ | I found the problem difficult. | 目的語の状態を説明する |
| 後置修飾 | 名詞の後ろ | something important | 不定代名詞などを後ろから説明する |
基本用法(形容詞の概要)
限定用法
限定用法では、形容詞が名詞の前に置かれ、その名詞を直接説明します。
a red flower, an interesting book, a serious problem のように使います。日本語では「赤い花」「面白い本」のように名詞の前で説明する感覚に近いです。
叙述用法
叙述用法では、形容詞が be 動詞や連結動詞の後ろで補語になります。
The room is quiet. の quiet は、主語 the room の状態を説明しています。look, feel, sound, taste, smell, become, seem などの後ろにも形容詞補語が来ます。
SVOC の補語
形容詞は、第5文型 SVOC の C として、目的語の状態を説明することがあります。
Keep your room clean. では clean が your room の状態を表します。I found the test easy. では easy が the test の性質を表します。
応用例と判別のコツ
叙述用法だけで使いやすい形容詞
afraid, asleep, alive, alone, alike, aware などは、名詞の前より補語として使われやすい形容詞です。
an asleep baby ではなく a sleeping baby、The baby is asleep. のように使います。すべて絶対ではありませんが、受験では叙述用法中心の形容詞として押さえます。
限定用法と叙述用法で意味が変わる形容詞
形容詞の中には、名詞の前に置くか、補語として使うかで意味が変わるものがあります。
certain は a certain student なら「ある学生」、I am certain なら「確信している」です。late は the late Professor Sato なら「故佐藤教授」、Professor Sato was late なら「遅刻した」です。
このタイプは単語だけで訳を決めず、限定用法なのか叙述用法なのかを先に確認します。
| 形容詞 | 限定用法 | 叙述用法 | 注意 |
|---|---|---|---|
| certain | a certain student = ある学生 | I am certain. = 確信している | 名詞の前では「ある〜」になりやすい |
| late | the late professor = 故教授 | The professor was late. = 遅刻した | 人を名詞の前で説明すると「故〜」になることがある |
| present | the present problem = 現在の問題 | The members were present. = 出席していた | 位置で「現在の」と「出席している」が分かれる |
不定代名詞は後ろから説明する
something, anything, nothing, someone, anyone などを形容詞で説明するときは、形容詞を後ろに置きます。
something important, nothing special, anyone interested のように、普通の名詞とは語順が違います。
the + 形容詞
the rich, the poor, the young, the elderly のように、the + 形容詞で「〜な人々」を表すことがあります。
この形は名詞のように働き、普通は複数扱いになります。The rich are not always happy. のように are を使います。
大学受験で問われる重要ポイント
- 形容詞は名詞の性質・状態・種類を説明する
- 限定用法では名詞の前に置く
- 叙述用法では be 動詞・連結動詞の後ろで補語になる
- look / feel / sound / taste / smell の後ろは形容詞補語に注意する
- SVOC の C として目的語の状態を説明する
- afraid / asleep / alive / alone は叙述用法で使いやすい
- certain / late / present は位置によって意味が変わることがある
- something important のように不定代名詞は後置修飾
- the + 形容詞は〜な人々を表し、普通は複数扱い
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、形容詞なら名詞との関係、副詞なら修飾先と位置を自分で一度確認してみてください。
Q1. 限定用法とは?
Q2. 叙述用法とは?
Q3. a certain student の certain はどういう意味?
Q4. the late professor の late はどういう意味?
Q5. something を形容詞で説明する位置は?
Q6. Keep the room clean. の clean は何を説明する?
まとめ
形容詞は、限定用法・叙述用法・目的格補語として名詞の状態や性質を説明します。
名詞の前にあるか、補語の位置にあるか、不定代名詞を後ろから説明しているかを見分けましょう。
この章の進行
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