導入
SVO to do は、大学受験で非常によく問われる不定詞構文です。
I want you to help me. では、you が help する人で、to help me が you の動作を表します。
この記事では、want / tell / ask / advise / allow / expect など、目的語 + to do を取る動詞を整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 不定詞をどう見るか
- 基本用法(SVO to do の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳や to の形に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
SVO to do の中心は、目的語 O が不定詞 to do の意味上の主語になることです。
I told him to wait. では、wait するのは I ではなく him です。この O と to do の関係をつかむことが重要です。
| 動詞 | 基本形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| want | want O to do | Oに〜してほしい | I want you to stay. |
| tell | tell O to do | Oに〜するよう言う | She told me to wait. |
| ask | ask O to do | Oに〜するよう頼む | He asked us to help. |
| allow | allow O to do | Oが〜するのを許す | They allowed him to enter. |
| expect | expect O to do | Oが〜すると予想する | I expect her to win. |
| force | force O to do | Oに無理に〜させる | They forced him to sign the document. |
基本用法(SVO to do の概要)
O が to do の意味上の主語になる
SVO to do では、目的語 O が to do の動作をする人になります。
I want him to study harder. では、study するのは him です。I が勉強するわけではありません。
依頼・命令・助言の動詞
tell, ask, advise, encourage, invite, remind, warn などは、O to do の形を取りやすい動詞です。
The teacher advised us to review the lesson. では、us が review する人です。
許可・期待・強制の動詞
allow, permit, enable, expect, force, require, order なども O to do を取ります。
This pass allows you to enter the museum. は「このパスによって、あなたは博物館に入ることができる」という意味です。
応用例と判別のコツ
受動態では be told to do になる
SVO to do の文は、O を主語にして受動態にできます。その場合、to do は残ります。
They told him to wait. は He was told to wait. になります。
suggest は SVO to do にしない
日本語の「私に〜するよう提案した」に引っ張られて suggest me to do としないように注意します。
suggest は suggest that S should do または suggest doing の形を取ります。
want that S V ではなく want O to do
want は「Oに〜してほしい」という意味で want O to do を使います。
I want that you come early. ではなく、I want you to come early. が標準的です。
O と to do の主語関係を必ず確認する
SVO to do では、O が to do の意味上の主語です。和訳では「SがOに〜するように…」となるため、to do の動作主を取り違えやすくなります。
整序問題では、動詞の直後に O を置き、その後ろに to do を置く語順を作ります。否定なら O not to do、受動態なら O is told to do のように処理します。
大学受験で問われる重要ポイント
- SVO to do では O が to do の意味上の主語
- want / tell / ask / advise / allow / expect は O to do を取りやすい
- 受動態では be told / asked / allowed to do になる
- suggest me to do は標準的でない
- want that S V ではなく want O to do を使う
- make / let / see などの原形不定詞型とは区別する
- SVO to do の否定は O not to do、受動態は O is told / asked / advised to do
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、to の後ろ、文中での働き、意味上の主語、主節との時間関係を自分で一度確認してみてください。
Q1. I want you to study. で study するのは誰?
Q2. tell O to do の受動態は?
Q3. suggest me to do は標準的?
Q4. want that you do はどう直す?
Q5. The doctor advised him not to smoke. で smoke しないのは誰?
まとめ
SVO to do では、目的語 O が不定詞の意味上の主語になります。
動詞ごとに取れる形が決まっているため、want / tell / ask / allow / expect と suggest の違いを特に押さえましょう。
この章の進行
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次は、不定詞の中でも 原形不定詞 を整理します。