導入
過去進行形は was / were + doing の形です。意味は「〜していたところだった」です。
大切なのは、過去進行形が過去のある時点で動作が進行中だったことを表す点です。過去形が出来事をひとまとまりで述べるのに対して、過去進行形はその途中の場面を切り取ります。
入試では when と while の使い分け、過去形との対比、背景描写としての過去進行形がよく問われます。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — その時制をどう見るか
- 基本用法(過去進行形の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
過去進行形の中心イメージは、過去のある時点で動作の途中だったことです。
過去形が出来事を完結したものとして述べるのに対し、過去進行形は途中の状態を描写します。
| 形 | 見方 | 例 |
|---|---|---|
| 過去形 | 出来事をひとまとまりで見る | I watched TV last night. |
| 過去進行形 | 過去の途中場面を見る | I was watching TV at nine. |
| when + 過去形 | 途中に割り込む出来事 | I was sleeping when he called. |
| while + 過去進行形 | 同時進行・背景 | While I was studying, he was sleeping. |
基本用法(過去進行形の概要)
過去のある時点で進行中
at that time, at ten last night, when I arrived など、過去の基準時点があると過去進行形が使われやすくなります。
その時点で動作が始まっていて、まだ終わっていない途中だった、という感覚です。
when は割り込み、while は同時進行
when は、過去進行中の動作に別の出来事が割り込む形でよく使われます。
while は、2つの動作が同時に進んでいたことを表します。while の後ろには進行形が来やすいですが、状態を表す場合は普通の過去形もありえます。
応用例と判別のコツ
背景描写としての過去進行形
物語文では、過去進行形が背景を描くために使われます。雨が降っていた、人々が歩いていた、子どもが遊んでいた、という状況説明です。
その背景の中で、過去形の出来事が起こります。
過去進行形は背景を描く
過去進行形は、物語文や長文で背景描写に使われます。雨が降っていた、人々が歩いていた、子どもが遊んでいた、という状況を描き、その中で過去形の出来事が起こります。
It was raining when I left home. では、雨が降っていた状況が背景で、家を出たことが出来事です。過去進行形は、過去の場面を立体的にする働きを持ちます。
進行中の動作に過去形が割り込む
過去進行形と when が一緒に出る場合、進行中の長い動作に、過去形の短い出来事が割り込む形がよくあります。
I was studying when the phone rang. では、勉強していた状態が続いていて、その途中で電話が鳴りました。長い背景が was studying、短い出来事が rang です。
while は同時進行を作る
while は、2つの動作が同じ時間帯に進んでいたことを表します。while I was studying, my brother was watching TV のように、両方に進行形が来ることもあります。
when は一点、while は期間というイメージです。この違いを持つと、when / while の選択がかなり安定します。
大学受験で問われる重要ポイント
- 過去進行形は過去の途中場面を表す
- when + 過去形は、進行中の動作に割り込む出来事になりやすい
- while は同時進行を表しやすい
- 状態動詞は過去進行形にしにくい
- 過去形は出来事を完結したものとして見る
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、どの時制を選ぶべきかを自分で一度考えてみてください。
Q1. 過去形と過去進行形の違いは?
Q2. when と while の基本イメージは?
Q3. 物語文で過去進行形は何に使われる?
まとめ
過去進行形は、過去のある時点で動作が進行中だったことを表します。
when / while と一緒に出ることが多いので、割り込みの出来事なのか、同時進行なのかを見分けましょう。
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