導入
仮定法は if 節の中だけでなく、決まり文句の中にも潜んでいます。
It is time you went to bed. の went は過去のことではなく、「もう寝てもいい頃なのに、まだ寝ていない」という仮定法過去です。
この記事では、It is time + 仮定法過去と、if any / if ever などの if を使った慣用表現を整理します。
- It is time + S + 過去形(仮定法過去)
- It is high time / about time は強調
- if any は「あるとしても」(量・数とセット)
- if ever は「あるにしても」(頻度とセット)
基本
It is time + S + 過去形は「もう〜してよい頃だ」という意味です。
過去形を使うのは、「実際にはまだしていない」という現実とのズレを表すため——つまり仮定法過去です。
| 表現 | 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| It is time | S + 過去形 | もう〜してよい頃だ | It is time you went to bed. |
| It is high time | S + 過去形 | とっくに〜する頃だ(強調) | It is high time we left. |
| if any | few / little とセット | あるとしても(ほとんどない) | There are few, if any, errors. |
| if ever | seldom / rarely とセット | あるにしても(めったにない) | He seldom, if ever, complains. |
It is time + 仮定法過去
It is time の後ろに節を続けるときは、動詞を過去形にします。
「もう〜してよい頃なのに、まだしていない」という現実との対比が、仮定法過去の過去形に表れています。
high time / about time は強調
It is high time は「とっくに〜する頃だ」と促しを強め、It is about time は「そろそろ〜する頃だ」とやわらげます。
どちらも後ろは仮定法過去です。
It is time to do との違い
It is time to do(〜する時間だ)は不定詞を使う中立的な言い方で、仮定法ではありません。
「まだしていないのに」という非難や促しのニュアンスを出したいときに、節 + 過去形を使います。
判別のコツ
if any は量・数の少なさとセット
if any は「もしあるとしても」という挿入で、few / little の後ろに置かれて「ほとんど(まったく)ない」を強めます。
カンマで挟まれた挿入なので、いったん外して読むと構造がつかめます。
if ever は頻度の低さとセット
if ever は「あるにしても(ごくまれ)」で、seldom / rarely と組み合わせて頻度の低さを強めます。
量には if any、頻度には if ever、とセットで覚えます。
if anything・as it were も同じ型の慣用表現
if anything は「どちらかと言えば」、as it were は「いわば」という挿入の決まり文句です。
どれもカンマで挟まれて文に差し込まれる点が共通しています。
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
まとめ
It is time + S + 過去形は「もう〜してよい頃だ」の仮定法過去で、high time / about time は強調です。
if any は量・数(few / little)と、if ever は頻度(seldom / rarely)とセット——組み合わせる語で見分けましょう。
この章の進行
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この記事は「仮定法」の補強記事です。基本に迷ったら、章のまとめから復習してください。
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