導入
it / one / that は、どれも前に出た名詞を受けるように見えるため混同しやすい代名詞です。
it は同じもの、one は同じ種類の別の1つ、that は前の名詞や内容を少し硬く受ける形として使われます。
この記事では、it / one / that / those の基本差、形式主語 it、強調構文との関係、入試で狙われる置き換えを整理します。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 名詞・代名詞・冠詞をどう見るか
- 基本用法(it / one / that の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・英作文で見る場所
- よくある間違い — 日本語の感覚に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
it / one / that の中心は、何を受けているかを具体的に判断することです。
I lost my pen, so I bought it. なら、なくした同じペンを買ったことになります。普通は不自然です。I lost my pen, so I bought one. なら、同じ種類の別のペンを買った意味になります。
that は the population of Japan is larger than that of Canada. のように、前の名詞 population の繰り返しを避ける形で使われます。
| 語 | 基本 | 例 | 注意 |
|---|---|---|---|
| it | 同じもの・同じ内容 | I found my bag. It was under the desk. | 可算単数・不可算・内容を受ける |
| one | 同じ種類の別の1つ | I need a pen. Do you have one? | 可算単数の代用 |
| ones | 同じ種類の複数 | red ones | 複数可算名詞の代用 |
| that | 前の名詞・内容の代用 | the price of oil and that of gas | 硬い比較表現で頻出 |
| those | 前の複数名詞の代用 | students here and those abroad | people の代用にも使う |
基本用法(it / one / that の概要)
it は同じものを受ける
it は、前に出た同じもの・同じ内容を受けます。
I bought a book. It was interesting. なら、買ったその本が面白かったという意味です。it は可算単数だけでなく、不可算名詞や文全体の内容を受けることもあります。
one は同じ種類の別の1つ
one は、前に出た可算名詞と同じ種類の別の1つを表します。
I do not have a dictionary. I need one. では、特定の同じ辞書ではなく、辞書という種類のものが1冊必要という意味です。
that / those は比較でよく使う
that は前の単数名詞や不可算名詞を、those は前の複数名詞を受けます。
比較で同じ名詞の繰り返しを避けるときによく使われます。the climate of Japan and that of Canada の that は climate を受けます。
応用例と判別のコツ
one は不可算名詞を受けにくい
one は可算名詞の代用です。不可算名詞を受けるときは普通 it を使います。
I need some information. Do you have it? は、特定の情報を指すなら it です。別の情報を1つという意味で one は使いにくいです。
形式主語・形式目的語の it
it は、後ろの不定詞句・動名詞句・that 節を受ける形式主語・形式目的語として使われます。
It is important to study every day. では、本当の内容は to study every day です。I found it difficult to solve the problem. では it が形式目的語です。
強調構文の it
It is A that … の形で、A を強調する構文があります。
It was Tom that broke the window. は「窓を割ったのはトムだった」という意味です。この it は特定のものを指す代名詞ではなく、構文上の it です。
大学受験で問われる重要ポイント
- it は同じもの・同じ内容を受ける
- one は同じ種類の別の可算単数名詞を受ける
- ones は複数可算名詞を受ける
- that は前の単数名詞・不可算名詞を硬く受けることがある
- those は前の複数名詞を受ける
- 比較では that of / those of が頻出
- 形式主語・形式目的語の it を見抜く
- 強調構文の It is A that … を代名詞の it と混同しない
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、名詞の数、代名詞の指示対象、冠詞の有無を自分で一度確認してみてください。
Q1. it と one の基本差は?
Q2. one は不可算名詞を受けられる?
Q3. that of Canada の that は何を受ける?
Q4. It is important to sleep well. の it は何?
まとめ
it / one / that は、同じものか、同じ種類か、前の名詞の繰り返しを避ける形かで使い分けます。
比較の that of / those of、形式主語 it、強調構文まで押さえると、読解と整序問題で強くなります。
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