導入
現在完了は have / has + 過去分詞の形です。日本語にはぴったり対応する形がないため、苦手にする受験生が多い単元です。
現在完了を「〜したことがある」「〜してしまった」「ずっと〜している」とバラバラに覚えると、すぐに混乱します。
中心は1つだけです。現在完了は、過去の出来事と現在とのつながりを表します。完了・経験・継続・結果は、そのつながり方の違いです。
- 完了:今終わったところ
- 経験:今までにしたことがある
- 継続:過去から今まで続いている
- 結果:過去の結果が今残っている
基本
現在完了の中心イメージは、過去から現在へのつながりです。
過去形は過去の一点を述べます。現在完了は、過去の出来事が今の状態・経験・継続に関係していることを述べます。
| 用法 | 中心イメージ | よく使う語 |
|---|---|---|
| 完了 | ちょうど終わった | just / already / yet |
| 経験 | 今までに経験がある | ever / never / before / once / twice |
| 継続 | 過去から今まで続いている | for / since / how long |
| 結果 | 過去の出来事の結果が今残っている | have lost / have gone |
完了:今終わったところ
完了用法では、動作が現在までに完了したことを表します。just, already, yet と一緒に使われることが多いです。
yet は疑問文では「もう」、否定文では「まだ」という意味になります。
経験:今までにしたことがある
経験用法では、過去のいつかは重要ではありません。現在までの人生や期間の中で、その経験があるかを述べます。
そのため、yesterday のような明確な過去の時点とは一緒に使いません。
判別のコツ
継続:過去から今まで続いている
継続用法では、過去に始まった状態が現在まで続いていることを表します。for は期間、since は起点を表します。
live, know, be など状態を表す動詞は、現在完了で継続を表しやすいです。
結果:過去の結果が今残っている
結果用法では、過去に起きたことの結果が現在に残っていることを表します。
I have lost my key. は、単に過去になくしたのではなく、今も鍵がない状態を含みます。
4用法はすべて「現在とのつながり」
現在完了には、完了・経験・継続・結果の4用法があります。しかし、これらを別々の訳語として丸暗記すると混乱します。
共通点は、過去の出来事や状態が現在とつながっていることです。
完了は「今は終わっている」、経験は「今までの経験として持っている」、継続は「今まで続いている」、結果は「今もその結果が残っている」です。すべて現在が基準です。
have been to と have gone to
have been to は「行ったことがある」という経験を表します。
一方、have gone to は「行ってしまって、今ここにいない」という結果を表します。
She has been to Canada. はカナダへ行った経験があります。
She has gone to Canada. はカナダへ行ってしまい、今この場にはいません。
日本語ではどちらも「行った」と訳せるため、現在との関係を見て判断します。
This is the first time と現在完了
This is the first time + S has/have done は、入試でよく出る形です。
「今までの中で初めて」という意味なので、現在までの経験を表す現在完了と相性がよいです。
This is the first time I have seen such a view. は、過去から現在までの経験の中で初めて見た、という意味です。
日本語の「見た」に引っ張られて過去形にしないようにします。
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
まとめ
現在完了は、完了・経験・継続・結果を丸暗記する単元ではありません。
すべての根本にあるのは、過去の出来事や状態が現在とつながっているという感覚です。
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次は、時制の中でも 現在完了進行形 を整理します。
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