導入
仮定法では、if を省略して倒置にすることがあります。
If I were you, I would accept the offer. は、Were I you, I would accept the offer. と言い換えられます。
倒置形は硬い文体で使われますが、大学受験の長文・整序・書き換え問題では頻出です。if が見えないため、仮定法だと気づけるかがポイントになります。
この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。
- 単元の中心イメージ — 仮定法をどう見るか
- 基本用法(if の省略・倒置の概要) — まず押さえる形と意味
- 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
- 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
- よくある間違い — 日本語訳に引っ張られやすい形
単元の中心イメージ
if の省略・倒置の中心は、if を消した代わりに助動詞・be 動詞・had を主語の前に出すことです。
Were S …, Had S p.p. …, Should S … の3つを押さえると、入試で必要な倒置形の大半を処理できます。
| 普通の形 | 倒置形 | 意味 |
|---|---|---|
| If S were … | Were S … | もし S が〜なら |
| If S had p.p. … | Had S p.p. … | もし S が〜していたなら |
| If S should 原形 … | Should S 原形 … | 万一 S が〜するなら |
| If it were not for A | Were it not for A | A がなければ |
| If it had not been for A | Had it not been for A | A がなかったなら |
基本用法(if の省略・倒置の概要)
Were S … の倒置
仮定法過去で be 動詞 were がある場合、if を省略して were を主語の前に出せます。
Were I you は If I were you と同じ意味です。疑問文ではなく、仮定法の倒置です。
Had S p.p. … の倒置
仮定法過去完了では、if を省略して had を主語の前に出します。
Had I known the truth は If I had known the truth と同じです。had が先頭に出ていても過去完了の疑問文ではなく、条件節です。
応用例と判別のコツ
Should S … は低い可能性の未来
Should S 原形 は「万一〜するなら」という低い可能性の未来条件を表します。
If anything should happen to me は、Should anything happen to me と言い換えられます。
否定語の位置に注意する
倒置形では not の位置が重要です。If it had not been for A は Had it not been for A になります。
Had not it been for A とはしません。not は主語の後ろに置くのが標準です。
倒置形は長文で条件を作る合図
Were / Had / Should が文頭にあり、その後ろに主語が続く場合、条件節の倒置を疑います。
文頭の Had を見て過去完了の疑問文だと処理すると、文全体の意味が崩れます。後ろの would / could / might と結びつけて読みます。
大学受験で問われる重要ポイント
- if を省略すると倒置が起こる
- If S were は Were S
- If S had p.p. は Had S p.p.
- If S should 原形 は Should S 原形
- Had it not been for の語順に注意する
- 文頭の Were / Had / Should は条件節の合図になりやすい
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
理解を固める確認問題
最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、仮定法の形・時間・現実との関係を自分で一度考えてみてください。
Q1. Were I you は何の言い換え?
Q2. Had I known は何の言い換え?
Q3. Should you need help の意味は?
まとめ
if の省略・倒置では、Were / Had / Should が文頭に出ます。
疑問文と見間違えず、後ろの would / could / might と結びつけて、仮定法の条件節として読みましょう。
この章の進行
- ← 前の記事:if it were not for
- 英文法カテゴリに戻る
- 次の記事:仮定法現在・should →
次は、仮定法の中でも 仮定法現在・should を整理します。