導入
as if / as though は「まるで〜のように」という意味です。
現実とは違う、または本当かどうか疑わしい様子を述べるとき、後ろに仮定法を使います。
ここで大切なのは、as if の過去形・過去完了形は、普通の if の仮定法と同じ説明だけでは整理しきれないという点です。
He talked as if he knew everything. の knew は「今知っている」ではなく、talked の時点で「知っているかのように」という意味です。
- 過去形は主節と同時
- 過去完了は主節より前
- 直説法になる場合
- as though も同じ働き
基本
as if / as though の中心は、実際とは違う様子を、たとえとして述べることです。
仮定法を使う場合、過去形と had p.p. は主節の時点を基準に選びます。主節と同時の様子なら過去形、主節より前の出来事なら had p.p. です。
| 形 | 主節との時間関係 | 例 |
|---|---|---|
| as if S 過去形 | 主節の時点と同時の様子 | He talked as if he knew everything. |
| as if S had p.p. | 主節の時点より前の出来事 | She looked as if she had seen a ghost. |
| as if S 現在形 / 過去形 | 実際にそうかもしれない様子 | It looks as if it is going to rain. |
過去形は主節と同時
as if の後ろの過去形は、主節の時点と同じ時点の様子を表します。
He talks as if he knew everything. なら「今、知っているかのように」。
He talked as if he knew everything. なら「その時、知っているかのように」です。
過去形だから必ず現在の反実仮想、とは考えません。
過去完了は主節より前
as if の後ろの had p.p. は、主節の時点より前の出来事を表します。
She looked as if she had seen a ghost. では、幽霊を見たかのような出来事は looked の時点より前に置かれています。
判別のコツ
直説法になる場合
as if の後ろが必ず仮定法になるわけではありません。実際にそう見える、そうかもしれない場合は直説法も使います。
It looks as if it is going to rain. は、空模様から雨が降りそうだという普通の判断です。
It looked as if he was tired. の was も、過去の looked に合わせた直説法の過去形です。
as though も同じ働き
as though は as if とほぼ同じ意味です。文体によって as though のほうが少し硬く感じられることがあります。
時制の判断も同じで、主節と同時なら過去形、主節より前なら had p.p. を使います。
普通の仮定法と同じ説明に寄せすぎない
普通の if の仮定法では、仮定法過去を「現在の事実に反する」、仮定法過去完了を「過去の事実に反する」と説明するのが基本です。
しかし as if / as though では、主節の時点を基準に、as if 節が同時なのか、それより前なのかを見るほうが正確です。
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
まとめ
as if / as though は、様子をたとえる表現です。
仮定法の過去形と had p.p. は、単純に現在か過去かではなく、主節の時点と同時か、それより前かで判断します。
そのうえで、現実と違う・疑わしいなら仮定法、実際にそうかもしれないなら直説法を使います。
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次は、仮定法の中でも without / but for / otherwise を整理します。
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