導入
現在形は「今していること」を表す形だと思っていませんか。実は、その理解だけではかなり危険です。
英語の現在形は、今この瞬間の動作よりも、習慣・一般的事実・変わりにくい状態を表すことが中心です。
つまり現在形は、「今だけ」ではなく「普段そうである」「いつでもそうである」「現在の状態としてそうである」を表す形です。
- 現在形は「普段」を表す
- 一般的事実・真理も現在形
- 状態動詞は現在形が基本
- 時刻表・確定予定の現在形
基本
現在形の中心イメージは、現在を含む広い時間の中で成り立つことです。
そのため、現在形は習慣・反復・一般的事実・性質・状態・確定した予定に使われます。
| 用法 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 習慣 | 普段すること | She studies English every day. |
| 一般的事実 | いつでも成り立つこと | The earth goes around the sun. |
| 現在の状態 | 今そうである状態 | I know the answer. |
| 性質・特徴 | 人や物の性質 | This room looks clean. |
| 時刻表・確定予定 | 公的に決まった予定 | The train leaves at eight. |
| 時・条件の副詞節 | 未来の内容を現在形で表す | When he comes, I will tell him. |
現在形は「普段」を表す
現在形で最も大切なのは習慣です。
every day, usually, often, sometimes, on Sundays などの語句があれば、現在形を疑います。
日本語では「毎日英語を勉強している」と言うため、進行形にしたくなります。しかし、習慣なら英語では現在形です。
一般的事実・真理も現在形
科学的事実、ことわざ、社会的に広く成り立つことは現在形で表します。過去に発見された事実であっても、今も成り立つ内容なら現在形です。
歴史上の人物が述べた内容でも、その内容自体が現在も成り立つ一般論なら、従属節の中で現在形が残ることがあります。
判別のコツ
状態動詞は現在形が基本
know, like, love, hate, want, need, believe, belong, have などは、動作の途中ではなく状態を表すことが多いため、普通は進行形にしません。
ただし have が「食べる・過ごす」、think が「考えている」のように動作的な意味で使われる場合は進行形になります。
時刻表・確定予定の現在形
列車・飛行機・授業・イベントなど、公的なスケジュールとして決まっているものは、未来の内容でも現在形で表せます。
これは個人的な意志ではなく、予定表上の事実として扱っているからです。
現在形は「現在を含む広い時間」
現在形は、今この瞬間だけを切り取る形ではありません。むしろ、現在を含む広い時間の中で安定して成り立つことを述べる形です。
だから、習慣・一般的事実・性質・状態に使われます。
I play tennis. は「今ラケットを振っている」ではなく、「普段テニスをする」という意味です。
I am playing tennis. なら、今テニスをしている途中です。
この差を曖昧にすると、現在形と進行形の選択で失点します。
三単現の s は主語と現在形のセットで考える
三単現の s は、単なるスペル問題ではありません。現在形で、主語が三人称単数のときに動詞の形が変わるという、主語と動詞の一致の問題です。
She play tennis. が誤りなのは、現在形の文で主語 She が三人称単数なのに、動詞がそれに合っていないからです。
時制の単元でも、SV一致の感覚が必要になります。
よくある間違い
間違い 1
間違い 2
間違い 3
まとめ
現在形は「今この瞬間」ではなく、「普段そうである」「一般的にそうである」「現在の状態としてそうである」を表します。
日本語の「している」に引っ張られず、習慣なのか、進行中の動作なのか、状態なのかを見分けることが大切です。
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