【英文法 第2章】未来進行形・未来完了とは?will be doing / will have done を整理する

目次

導入

未来進行形と未来完了は、基本時制に比べると登場頻度は低めです。しかし、大学受験では長文や空所補充で出ると差がつきます。

未来進行形 will be doing は、未来のある時点で動作が進行中であることを表します。未来完了 will have done は、未来のある時点までに完了していることを表します。

どちらも大切なのは、未来の基準時点を置いて考えることです。

この記事では、文法事項そのものを順番に整理します。流れは次の通りです。

  1. 単元の中心イメージ — その時制をどう見るか
  2. 基本用法(未来進行形・未来完了の概要) — まず押さえる形と意味
  3. 応用例と判別のコツ — 入試で迷いやすい使い分け
  4. 大学受験で問われる重要ポイント — 整序・空所補充・読解で見る場所
  5. よくある間違い — 日本語訳に引っ張られやすい形

単元の中心イメージ

未来進行形・未来完了の中心は、未来の基準時点です。

未来進行形はその時点で動作の途中、未来完了はその時点までに完了・経験・継続していることを表します。

意味
will be doing 未来のある時点で進行中 I will be studying at nine.
will have done 未来のある時点までに完了 I will have finished it by noon.
will have been doing 未来のある時点まで動作が継続 I will have been studying for three hours by ten.
by + 時点 期限・基準時点 by next year / by the time S V

基本用法(未来進行形・未来完了の概要)

未来進行形:未来の途中場面

未来進行形は、未来のある時点で動作が進行中であることを表します。

this time tomorrow, at nine tonight, when you arrive など、未来の一点が示されることが多いです。

This time tomorrow, I will be taking an exam.
明日の今ごろ、私は試験を受けているところでしょう。
At eight tonight, she will be practicing the piano.
今夜8時、彼女はピアノを練習しているでしょう。

未来完了:未来の時点までに終わっている

未来完了は、未来の基準時点までに動作が完了していることを表します。

by tomorrow, by next week, by the time S V などと一緒に使われやすいです。by は「〜までに」、until は「〜までずっと」なので混同しないようにしましょう。

I will have finished this report by tomorrow.
私は明日までにこのレポートを終えているでしょう。
By the time you arrive, the meeting will have started.
あなたが到着するころには、会議は始まっているでしょう。

応用例と判別のコツ

未来完了の継続

未来のある時点まで状態が続いていることも未来完了で表します。

By next April, I will have lived here for ten years. は、来年4月でここに住んで10年になる、という意味です。

By next month, we will have known each other for five years.
来月で、私たちは知り合って5年になります。
By the end of this year, she will have worked here for ten years.
今年の終わりで、彼女はここで10年働いたことになります。

未来完了進行形

will have been doing は、未来のある時点まで動作が続いていることを表します。

形は長いですが、考え方は現在完了進行形・過去完了進行形と同じです。基準時点が未来になっただけです。

By ten, I will have been studying for three hours.
10時で、私は3時間勉強していることになります。
By next year, he will have been teaching for twenty years.
来年で、彼は20年間教えていることになります。

未来完了は by と結びつく

未来完了 will have done は、未来のある時点までに完了していることを表します。そのため、by tomorrow, by next year, by the time S V などの基準時点と一緒に使われやすいです。

I will finish it tomorrow. は明日終えるという未来の出来事です。I will have finished it by tomorrow. は、明日という期限までには終わっている状態を表します。

I will finish the report tomorrow.
明日終える予定。
I will have finished the report by tomorrow.
明日までには終えている。

by と until を混同しない

by は「〜までに」、until は「〜までずっと」です。完了の期限を表すなら by、動作や状態の継続を表すなら until を使います。

I will have finished it by five. は5時までには終えているという意味です。I will wait until five. は5時まで待ち続けるという意味です。未来完了では by が特に重要です。

I will have finished it by five.
5時までには終えている。
I will wait until five.
5時まで待ち続ける。

未来完了進行形は未来までの継続

will have been doing は、未来の基準時点まで動作が続いていることを表します。形は長いですが、現在完了進行形の基準が未来に移っただけです。

By next April, I will have been studying English for six years. は、来年4月という未来時点で、英語学習が6年間続いていることになります。

大学受験で問われる重要ポイント

  • 未来進行形は未来の途中場面
  • 未来完了は未来の基準時点までの完了・経験・継続
  • by は「〜までに」、until は「〜までずっと」
  • by the time S V の中は現在形になることが多い
  • will have been doing は未来の基準時点までの動作継続

よくある間違い

間違い 1

誤りBy next year, I will live here for ten years.
正しくはBy next year, I will have lived here for ten years.
理由未来の時点までの継続なので未来完了です。

間違い 2

誤りI will have finished it until tomorrow.
正しくはI will have finished it by tomorrow.
理由完了期限は by を使います。

間違い 3

誤りBy the time he will arrive, I will have left.
正しくはBy the time he arrives, I will have left.
理由時を表す副詞節の中では現在形です。

理解を固める確認問題

最後に、この単元で迷いやすい判断ポイントを確認します。答えを開く前に、どの時制を選ぶべきかを自分で一度考えてみてください。

Q1. 未来進行形の形は?
will be doing です。
Q2. 未来完了でよく使う前置詞は?
by です。期限・基準時点を表します。
Q3. will have been doing は何を表す?
未来の基準時点まで動作が続いていることを表します。
迷ったら:日本語訳だけで選ばず、基準時・期間表現・文の中での役割を確認します。

まとめ

未来進行形・未来完了は、未来の基準時点を置くと理解しやすくなります。

その時点で途中なのか、その時点までに終わっているのか、その時点まで続いているのかを見分けましょう。


この章の進行

次は、時制の中でも 時制の一致 を整理します。


ONLINE LESSON
無料体験のご案内

1 対 1・60 分・完全無料・勧誘なし。
英文を「読める」状態に変える学習方針を、個別にご提案します。

無料体験を申し込む →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

目次