「〜してはじめて…」の書き方

「〜してはじめて…した」という日本語を英語にしようとすると、多くの受験生が構文を思い出せず手が止まります。

この表現のカギは not…until です。
語順と時制のルールを押さえれば、確実に書けるようになります。

目次

この記事のポイント

  • not…until の基本構造を理解する
  • 強調構文(It is not until…that)への書き換えを覚える
  • 倒置(Not until…did S V)の形も押さえる

問題

次の日本語を英語に直しなさい。

病気になってはじめて、健康のありがたさがわかった。

まずは自分で書いてみてください。

解答例

I did not realize the importance of health until I became ill.

強調構文や倒置で書くこともできます。あとで紹介します。

解説

日本語の「〜してはじめて…した」は、英語では「…しなかった、〜するまでは」と逆から組み立てます。

基本形の構造

S did not Vuntil S’ V’(過去形)

今回の文に当てはめると:

  • 「わかった」→ did not realize(〜するまでわからなかった)
  • 「病気になって」→ until I became ill(病気になるまで)

日本語では「はじめて〜した」とポジティブに書きますが、英語では「それまでは〜しなかった」と否定で表すのがポイントです。

よくある間違い①:not がない

× I realized the importance of health until I became ill.

until は「〜するまで(ずっと)」という意味です。
not とセットで使わないと「はじめて」の意味になりません。

  • I waited until 6 o’clock. → 6時まで待った(肯定=継続)
  • I didn’t leave until 6 o’clock. → 6時になってはじめて出発した(否定=転換)

よくある間違い②:時制のずれ

× I did not realize the importance of health until I have become ill.

主節が過去形(did not realize)なら、until のあとも過去形にそろえます。
現在完了は使いません。

強調構文への書き換え

入試では「次の文を強調構文に書き換えなさい」という出題もあります。

It was not until I became ill that I realized the importance of health.

構造:

It is[was] not until 〜 that S V …

  • It was not until 〜 → 「〜してはじめて」の部分を前に出す
  • that 以下は肯定文になる(not は前に移動済み)

倒置への書き換え

さらに硬い表現として、倒置形もあります。

Not until I became ill did I realize the importance of health.

構造:

Not until 〜 did S V …

  • Not until を文頭に置くと、主節が疑問文の語順(did S V)になる
  • 否定語が文頭に出たときの倒置ルール

3つの書き方まとめ

「病気になってはじめて、健康のありがたさがわかった。」

  1. 基本形
    I did not realize the importance of health until I became ill.
  2. 強調構文
    It was not until I became ill that I realized the importance of health.
  3. 倒置
    Not until I became ill did I realize the importance of health.

共通ルール:

  • 日本語の「はじめて〜した」→ 英語は「〜するまで…しなかった」と否定で書く
  • 強調構文の that 以下は肯定文
  • 倒置では主節が疑問文の語順
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この記事を書いた人

予備校講師・大学受験英語指導。TOEIC990点・英検1級。偏差値50〜60帯の受験生が英文法・英文解釈・英作文の力を体系的に身につけられるよう、問題解説を中心に発信しています。

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