時制の問題で、多くの受験生がつまずくポイントがあります。
when や if のあとに will を使ってはいけない場面がある、ということです。
「未来のことだから will をつける」と機械的に判断すると、入試では失点します。
大事なのは、その when / if が何を表しているかを見抜くことです。
この記事のポイント
- 「時・条件を表す副詞節」では未来でも現在形を使う
- when / if が副詞節か名詞節かを見分ける
- 「いつ〜するか」(名詞節)なら will を使える
問題
次の空所に入るものとして、最も適切なものを選びなさい。
I will send you the document when I ( ) it tomorrow.
- will finish
- finish
- will have finished
- finished
解答
正解は 2. finish です。
解説
この文の when 以下を見てみましょう。
when I ( ) it tomorrow
tomorrow があるから未来の話です。
「じゃあ will finish では?」と思うかもしれません。
しかし、ここでの when 節は「〜したとき」という意味で、主節 I will send you the document に時を添えている副詞節です。
時・条件を表す副詞節では、未来のことでも現在形を使う。
これが英語のルールです。だから finish(現在形)が正解になります。
なぜ will finish ではダメなのか
英語では、when / if / before / after / until / as soon as などが導く副詞節の中では、未来のことであっても will を使いません。
これは「未来かどうか」の問題ではなく、節の種類の問題です。
- 副詞節(〜するとき / もし〜なら)→ 現在形
- 名詞節(いつ〜するか / 〜かどうか)→ will を使える
この文の when は「いつ終えるか」ではなく「終えたとき」なので、副詞節です。
したがって will finish は使えません。
なぜ will have finished ではダメなのか
will have finished は未来完了形です。
副詞節の中では will を使えないので、この選択肢も誤りです。
もし「完了」のニュアンスを出したいなら、副詞節の中では現在完了形を使います。
I will send you the document when I have finished it.
ただし今回の選択肢には have finished がないので、現在形の finish が正解です。
なぜ finished ではダメなのか
finished は過去形です。
主節が I will send(未来)なのに、when 節だけ過去形にすると時制が合いません。tomorrow もあるため、過去の話ではないことが明らかです。
副詞節と名詞節の見分け方
when が出てきたら、次のように判断します。
① when 節を取り除いても文が成り立つ → 副詞節(現在形)
I will send you the document
when I finish it.
→ 文として成立する。when 節は「時」を添えているだけ。
② when 節がないと文が成り立たない → 名詞節(will を使える)
I don’t know
when he will come.
→ I don’t know だけでは不完全。when 節が know の目的語。
この見分け方は if でも同じです。
- If it rains tomorrow, I will stay home.(副詞節 → 現在形)
- I wonder if it will rain tomorrow.(名詞節 → will OK)
まとめ
- when / if / before / after / until / as soon as が導く副詞節では、未来でも現在形(または現在完了形)を使う
- 同じ when / if でも名詞節(「いつ〜か」「〜かどうか」)なら will を使える
- 見分け方:その節を取り除いて文が成り立つかどうか
